『小林秀雄の恵み』橋本 治(著)
推薦者
内藤 一志 附属図書館函館館長/教授
推薦のことば
橋本治も好きだ。「わからない」を武器にして対象に立ち向かい、「分かった」として一点の着眼点により対象を解き明かす。いわゆる学問研究とは一線を画すが、「解明=分かる」に向かう姿勢は一緒なはず。「小林秀雄」は私が高校生の頃(すなわち昭和)、「小林が分かったら論説文は怖くない」とまで言われたくらい、彼の文章は大学入試に頻出した。そんな小林秀雄が「わかる」のである。読まなきゃと思いつつも10年以上が過ぎた。気がついたら手元には単行本と文庫が2冊。まだ怖くて読んでいない。だれか一緒に読んでください。
図書情報
『小林秀雄の恵み』
橋本 治(著)
出版社:新潮社(新潮文庫刊)/出版年:2011年/ISBN:9784101054162
※推薦者の所属・身分は2024年1月時点のものです。
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