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[函館] 「ブクブク交換」開催しました

2014年7月4日(金)第11講義室にて「ブクブク交換」を行いました。

今回が初めての「ブクブク交換」は諸事情で「ブクブク交換」でありながら「実際には本の交換は行わない」という変則的な会になってしまいました。
「ブクブク交換」の発案者のテリー植田さんにお話ししたところ「・・・読んでほしいと思う心がギフトですから、実際にプレゼントしなくても紹介だけでも図書館の場合はありだと思います。・・・」と了承していただきました。

まず、「ブクブク交換」の説明を簡単に行い、テリーさんの言葉を披露しました。
参加者からは「ステキー!」と声が上がり、場が和みいい雰囲気になった気がします。

いよいよ本の紹介タイム。今回本を紹介したのは5名でした。
テーマは「夏休みに読む本」「スポーツ」。以下順に紹介した本と私が印象に残った一言を記します。

紹介者

一人目

  1. 「ライオンハート」(恩田陸)
  2. 「蛇行する川のほとり」(恩田陸)
  3. 「一瞬の風になれ」(佐藤多佳子)
    〈1巻2巻3巻と主人公が成長する姿に親のような気持ちになっていく。〉

二人目

  1. 「水辺にて」(梨木香歩)
    〈北海道と思しき場所が出てきて親近感がわく。独特の世界観、言い回しが心地いい。〉

三人目

  1. 『世界ノンフィクション全集26』「ある死体の冒険」
  2. 「世界文字辞典」(言語学大辞典別巻)
    〈見たことのない文字。眺めているだけでも飽きない。これを使って意思疎通をしていたのが素晴らしい。〉
  3. 「世界を変えた技術革新大百科」(アダム・ハート=デイヴィス編)
  4. 「見晴らしのいい密室」(小林泰三)
  5. 「天体の回転について」(小林泰三)

四人目

  1. 「パパの電話を待ちながら」(ジャンニ・ロダーリ)
    〈短編集で読みやすい。眠る前のやさしいひと時を与えてくれる。〉

五人目

  1. 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海)
    〈「マネジメント」の難しいことはさておき、青春小説としても読める。〉
  2. 「教師宮沢賢治のしごと」(畑山博)

本の紹介が終わって、本を囲んで交流タイム。
それぞれの本を手に取って、質問したり感想を述べ合ったり、世代をまたいで、本の話や時代の話や日頃の読書についてなどいつまでも話尽きないくらい花が咲きました。

「1冊の本から世界が広がって、それを自分の感覚だけでなく他の人の感覚で受け取ることができる。そして共有する。」そんな時間と空間を、参加した人たちが感じたのではないでしょうか。

お忙しいなか集まって下さった皆さんに心から感謝しています。

更新日:2014年7月11日

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