函館館では昨年10月より蔵書展示「ユーリイカ文庫」を行っています。
今回の展示は我が国最初の学術雑誌「明六雑誌」第一號~第十號です。
「明六雑誌」について
1874年(明治7)3月創刊。
森有礼を中心に西村茂樹・西周・中村正直・加藤弘之・箕作秋坪・同麟祥・福沢諭吉らが執筆。
政治、宗教、婦人、貿易、貨幣、歴史、法律、風俗、教育、哲学、国語など広範囲にわたって論じられ、啓蒙思想の指針となったが、政府の言論弾圧により、翌年11月第43号で廃刊。
第11号~第43号は書庫2にありますので、ご希望の方はカウンターにお申し出ください。
※「ユーリイカ文庫」とは
“ユーリイカ”とは、アルキメデスがお風呂で浮力を発見した際に叫んだと言われるギリシャ語で、「見つけたぞ!」という意味です。
何万冊もある蔵書の中から「こんな資料を発見した!!」という意味と、函館の「市の魚」であるイカをかけて、毎月とっておきの一冊を紹介します。
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