『ガリレオの指 : 現代科学を動かす10大理論』ピーター・アトキンス(著)斉藤 隆央(翻訳)
推薦者
田口 哲 学長/教授
推薦のことば
著者は、序章の冒頭で「なぜガリレオの指なのか? ガリレオは、科学研究が新しい方向へ進みだした転機を象徴している。」と述べています。権威がある見方であっても、「検証されていないものは拒む」という科学的態度を広めた最初の一人(近代科学の父)としてのガリレオ・ガリレイを書名に冠した本です。この本では、「進化」「DNA」「エネルギー」「エントロピー」「原子」「対称性」「量子」「宇宙論」「時空」「算術」といった10の現代科学のテーマについて解説しています。理系の人も文系の人も(という言い方は好きではありませんが)、自然科学の教養を深めるため、ぜひ手に取ってみてください。興味があるテーマを拾い読みすることが可能です。
図書情報
『ガリレオの指 : 現代科学を動かす10大理論』
ピーター・アトキンス(著)斉藤 隆央(翻訳)
出版社:早川書房/出版年:2004年/ISBN:4152086122
※推薦者の所属・身分は2024年1月時点のものです。
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