2013年12月5日(木)、「全学ビブリオバトル2013」を開催しました。
本学5キャンパスの会場を双方向遠隔システムで結んでおこなったもので、昨年に続き2度目の開催でした。
同じ大学とは言いながらキャンパス間の距離が離れているため、全学イベントの企画は難しいのですが、今回のビブリオバトルは5キャンパスの学生が交流できるよい機会になりました。
芝木附属図書館長の開会挨拶後、バトラーの発表順をジャンケンで決めることになりました。
当初、双方向遠隔システムでジャンケンは難しいか?と思って予定していなかったのですが、いつもと違う雰囲気で緊張気味だった会場が一気に和み、話しやすい雰囲気に変わりました。
最初に発表してくれたのは、函館校の中西亮太さん。紹介図書は『催眠法の実際』斎藤稔正著
巧みなプレゼンに導かれて中西さんのマジックにかかった聴衆もいたかも?
2番目は札幌校の濱野春菜さん。紹介図書は『うちのネコが訴えられました!? -実録ネコ裁判-』山田タロウ著
近所にモンスター隣人が住んでいたら・・・・?実話というから恐ろしい。
3番目は岩見沢校の八谷聡大さん。紹介図書は、『有頂天家族』森見登美彦著
最近アニメ化もされた人気小説。登場する狸たちが目に浮かぶようでした。
4番目は釧路校の川守田明日香さんによる発表で、図書は『ここは退屈迎えに来て』山内マリコ著
地方に住む普通の女の子のあきらめ、若くて受け身であることから生まれるイライラ感に共感できそう。
最後は旭川校の鷹觜拓也さん。紹介図書は『少女パレアナ』エレナ・ポーター著
どんな時でも「よかった探し」ができる前向きさがGOOD!
紹介された図書は小説や学術書、ノンフィクション等タイプが様々なうえ、どのバトラーもプレゼンテーションに慣れているようで、思わず引き込まれる発表ばかりでした。
発表後の質疑応答も昨年より活発に行われていました。
投票の結果、見事チャンプ本に選ばれたのは『有頂天家族』でした。
投票結果を集計している間、「ビブリオバトル首都決戦2013」に北海道地区代表として出場した大上泰裕さんに模擬実演をしてもらいました。紹介してくれた本は、『天国はまだ遠く』(瀬尾まいこ著)でした。忙しい中、イベントに協力してくれて感謝します。
最後に芝木図書館長から「ぜひ学生時代に多くの本と出会い、これからの人生に大いに生かしてほしい」というメッセージを頂き、全学ビブリオバトル2013は無事終了しました。
【紹介図書一覧】
『催眠法の実際』斎藤稔正著(創元社)
『うちのネコが訴えられました!?-実録ネコ裁判-』山田タロウ著(角川書店)
『有頂天家族』森見登美彦著(幻冬舎文庫) ★チャンプ本
『ここは退屈迎えに来て』山内マリコ著(幻冬舎)
『少女パレアナ』エレナ・ポーター著(角川文庫)
更新日:2014年1月20日