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本を読むのが遅い人に

『読書の価値』森 博嗣(著)

読書の価値

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推薦者

西原 千博(にしはら ちひろ) 副学長・附属図書館長/教授

推薦のことば

作者の森博嗣氏は工学博士で某国立大学工学部の助教授だった人ですが、300冊以上の本を出版しています。
そういう人の読書についての本といえば、どれだけ子供の時に本を読んだのかという話かと思いきや、実は読書嫌いだった。
40歳を過ぎて、老眼鏡をかけるようになって、やっとその原因に気付いた。
実は、子供の時から遠視だったのです(視力測定では近視ばかりがチェックされて、遠視は見逃されてしまう)。
おかげで、教科書や本の文字が見えづらい。
小説を1冊読むのに一ヶ月もかかってしまう。
でも、諦めずに1冊を読み切る。
本は早く読めばいいというわけではないのです。
自分が納得するように読めばいいのです。
しかも、それで作家になれるのですから。

この本には読書について、森氏のかなり個性的な意見が書かれています。
すべてをそのまま受け入れる必要はありません。
批判的に読むのも読書には必要です(特に、新書の場合は)。
とはいえ、自分の考えを直截に述べていることが、この本の一番の魅力でもあるのですけれど。

図書情報

『読書の価値』
森 博嗣(著)
出版社:NHK出版/出版年:2018年/ ISBN:9784140885475

※推薦者の所属・身分は2019年3月時点のものです。

記事の種類: 
Reading Well ―教育大生に贈る本― 目次