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21世紀に求められる「世界史」とは

『グローバル・ヒストリー入門』 水島 司(著)

グローバル・ヒストリー入門

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推薦者

津田 拓郎(つだ たくろう) 旭川校 社会科教育専攻/准教授

推薦のことば

「グローバル・ヒストリー」は近年盛り上がりを見せている研究手法であり、
時間的・空間的に広い範囲を射程に入れ、一国史的な歴史研究からの脱却、
西欧中心主義の相対化、自然科学者との連携を行う点を特徴としていて、
様々な形でわれわれの歴史像に革新をもたらしている。
「グローバル・ヒストリー」をタイトルに含む書籍は多いが、
この分野に関心を持つものがまず手に取るべきものがこの書籍である。

本書で紹介されるグローバル・ヒストリー研究からは、
西欧が世界をリードするようになった近代世界のあり方が、必然でもなければ歴史のゴールでもないという見方が
現在の歴史学において主流になりつつあることを読み取る事が出来る。
一国史からの脱却を目指しつつ、西欧が覇権を握った近代以降のみを対象とすることが決まった
高等学校の「歴史総合」の具体的内容はいまだに明らかになっていないが、
「歴史総合」必修化を前にした今、社会科教員志望に限らず、全ての教育大生に手にとって欲しい一冊である。

図書情報

『グローバル・ヒストリー入門』
水島 司(著)
出版社:山川出版社/出版年:2010年/ISBN:9784634349650

※推薦者の所属・身分は2019年3月時点のものです。

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