『心に届く日本語[よのなか]教科書:国語』 重松 清、長薗 安浩、橋本 治、藤原 和博(著)
推薦者
内藤 一志(ないとう かずし) 函館校 地域教育専攻/教授
推薦のことば
今後の「国語科」は情報処理力や思考力を育てることが大きな目標となっている。
本書は10年以上も前の出版だが、現在でも示唆に富んでいる。
目次を見ると
「表現法」をトレーニングする、
「思考法」をトレーニングする、
日本語の文章はこうして生まれた、
「わからなさ」について
といった感じ。
中学生を対象にした授業を想定して書かれているが、中身はちょっと難しい。
高校卒業段階で持っていて欲しい国語力を育てようとしているように見える。
なので、私は一時期この本を函館校のアカデミックスキルで使っていた。
「よのなか」とは著者のひとり藤原和博が中心となって取り組んでいる教育プログラムのことだ。
図書館のOPACで「よのなか」と入力すれば、国語科以外でも魅力的な本が何冊もヒットする。
図書情報
『心に届く日本語[よのなか]教科書:国語』
重松 清、長薗 安浩、橋本 治、藤原 和博(著)
出版社:新潮社/出版年:2003年/ISBN:9784104202041
※推薦者の所属・身分は2019年3月時点のものです。
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