『学校のぶたぶた』矢崎 存美(著)
推薦者
後藤 俊一 札幌校 理数教育専攻 算数・数学教育分野
推薦のことば
山崎ぶたぶた氏は料理好きで渋い声の中年男。お酒が好きで、酔って記憶をなくすこともありました。彼が活躍する物語はこれまで30冊以上出版されていて、設定はその都度違って、町の本屋さんだったり、刑事だったり、人気のパテシェだったり、図書館で“ぬいぐるみのお泊まり会”の手伝いをしていたりします。“ぬいぐるみのお泊まり会”は札幌市立図書館でも開催されました。彼は結婚していて娘さんが二人いるようです。
21冊目の本作ではある中学校にスクールカウンセラーとしてやって来ます。彼はほかのお話の中でもよく悩み事を打ち明けられますが、解決策を授けたり直接助けたりといったことはしません。そのあたりはちょっと厳しいのです。
ただ、去年(注:2020年のこと)は彼のおかげで私も気持ちが少し楽になりました。皆さんも彼と知り合って、ときには一緒にお弁当を食べてはいかが。
図書情報
『学校のぶたぶた』
矢崎 存美(著)
出版社:光文社(光文社文庫)/出版年:2015年/ISBN:9784334769321
※推薦者の所属・身分は2022年3月時点のものです。
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