『伝わるデザインの基本 ―よい資料を作るためのレイアウトのルール(増補改訂3版)』高橋 佑磨、片山 なつ(著)
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推薦者
三上 修 函館校 地域協働専攻 地域環境科学グループ
推薦のことば
「文字や情報は意味が伝わればよいのであって過度な装飾はしないほうが良い」という考え方はもちろんある。私もそう思っていた時期があった。しかし、それは自分が色などを使うセンスがないことへの裏返しかもしれない。
実際には、装飾をすることで意味がより鮮明に伝わることはたくさんある。むしろ、その技術を知らない人は、自分の伝えたいものを伝えられず損をしているかもしれない。
上記で紹介するような本は、センスがある人は手に取りやすい。しかし自分にセンスがないと自覚している人は、だからこそ読んでみるとよい。本書を開いてみると、たくさんの事例があって、フォントのサイズや色について、場面ごとの使い分けが理屈とともに説明されている。
これを読めばいきなり素晴らしいデザインのプレゼンファイルやポスターが作れるわけではない。しかし、現状よりも確実に良いものができるだろう。一度そういう意識が身につくと、さまざまなデザインをそういう目で見るようになるので、見たものからどんどん吸収できるようになる。まずは、本書を手に取って、パラパラとめくるところから始めてみてはどうだろうか。
図書情報
『伝わるデザインの基本 ―よい資料を作るためのレイアウトのルール(増補改訂3版)』
高橋 佑磨、片山 なつ(著)
出版社:技術評論社/出版年:2021年/ISBN:9784297119850
※推薦者の所属・身分は2022年3月時点のものです。
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