キーワード検索
カテゴリ検索
詳細検索

センスがない人は、だからこそ読もう

『伝わるデザインの基本 ―よい資料を作るためのレイアウトのルール(増補改訂3版)』高橋 佑磨、片山 なつ(著)

『伝わるデザインの基本 ―よい資料を作るためのレイアウトのルール』

図書の詳しい情報と配架場所をみる:増補改訂3版
図書の詳しい情報と配架場所をみる:増補改訂版
図書の詳しい情報と配架場所をみる:初版

推薦者

三上 修  函館校 地域協働専攻 地域環境科学グループ

推薦のことば

「文字や情報は意味が伝わればよいのであって過度な装飾はしないほうが良い」という考え方はもちろんある。私もそう思っていた時期があった。しかし、それは自分が色などを使うセンスがないことへの裏返しかもしれない。
実際には、装飾をすることで意味がより鮮明に伝わることはたくさんある。むしろ、その技術を知らない人は、自分の伝えたいものを伝えられず損をしているかもしれない。
上記で紹介するような本は、センスがある人は手に取りやすい。しかし自分にセンスがないと自覚している人は、だからこそ読んでみるとよい。本書を開いてみると、たくさんの事例があって、フォントのサイズや色について、場面ごとの使い分けが理屈とともに説明されている。
これを読めばいきなり素晴らしいデザインのプレゼンファイルやポスターが作れるわけではない。しかし、現状よりも確実に良いものができるだろう。一度そういう意識が身につくと、さまざまなデザインをそういう目で見るようになるので、見たものからどんどん吸収できるようになる。まずは、本書を手に取って、パラパラとめくるところから始めてみてはどうだろうか。

図書情報

『伝わるデザインの基本 ―よい資料を作るためのレイアウトのルール(増補改訂3版)』
高橋 佑磨、片山 なつ(著)
出版社:技術評論社/出版年:2021年/ISBN:9784297119850

※推薦者の所属・身分は2022年3月時点のものです。

記事の種類


『READING WELL特別編―リーダーから贈る本―』はweb版ブックガイドです。田口哲学長のほか、キャンパス長、図書館長などの先生方に新たに図書のご推薦をお願いしたところ、熱意ある推薦文とともに約70冊もの図書が揃いました。

  こちらをクリックするとご覧いただけます。


 vol.1はこちら
 vol.2はこちら

☆vol.1,vol.2のPDF版は北海道教育大学学術リポジトリからご覧いただけます。

Reading Well ―教育大生に贈る本―vol.2 目次

javascript