『小説 火の鳥 大地編』桜庭 一樹(著) 手塚 治虫(原案)
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推薦者
木戸口 正宏 釧路校 地域学校教育実践専攻 発達教育実践分野
推薦のことば
その昔、学校図書館や学級文庫などにあった手塚治虫『火の鳥』シリーズを、夢中になって読んでいました(みなさんは読んだことはありますか?)。太古の昔から遙か未来までを縦横に行き来しながら、手塚は最後に「近現代」の日本を舞台とした「火の鳥」を描こうとしていました。手塚の死去により実現しなかったその構想を、その遺稿をもとに作家の桜庭一樹が小説として再創造した作品です。
1938年、日本占領下の上海から始まる物語は、日本の「近代」を「やり直そう」とする登場人物たちが「火の鳥」の力を利用して、ある「装置」を開発することによって、実在の人物をも巻き込みながら、私たちが知る「歴史」とは異なる展開を見せていきます。この「世界」の「日本」は果たしてどうなっていくのか・・・。ぜひみなさんの目で確かめてください。
図書情報
『小説 火の鳥 大地編』
桜庭 一樹(著) 手塚 治虫(原案)
出版社:朝日新聞出版/出版年:2021年/ISBN:[上]9784022517432[下]9784022517449
※推薦者の所属・身分は2022年3月時点のものです。
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