『16歳からのはじめてのゲーム理論 ―“ 世の中の意思決定 ”を解き明かす6.5個の物語』鎌田 雄一郎(著)
推薦者
福原 崇之 岩見沢校 芸術・スポーツビジネス専攻
推薦のことば
現在のミクロ経済学の教科書には必ずと言っていいほど1章(もしくはそれ以上)を割いて書かれている「ゲーム理論」。ミクロ経済学の重要理論の一つと言っていいでしょう。このゲーム理論の考え方を、ネズミの親子と彼らが居候しているいくつかの家庭のストーリーを読んでやさしく学ぶことができるのが本書です。
ゲーム理論は、「相手の出方を考慮に入れたうえで、自分の行動(戦略)を選択する」状況を分析する学問ですが、本書では様々な状況が読者に提供され、読み終わるころには「ゲーム理論が、社会に対してどのようなアプローチをする学問なのか」理解することができます。
しかも数式を一つも用いていませんので、数学が苦手な方でもすらすら読めてしまいます。
図書情報
『16歳からのはじめてのゲーム理論 ―“ 世の中の意思決定 ”を解き明かす6.5個の物語』
鎌田 雄一郎(著)
出版社:ダイヤモンド社/出版年:2020年/ISBN:9784478110713
※推薦者の所属・身分は2022年3月時点のものです。
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