『景観生態学』 横山 秀司(著)
推薦者
村上 健太郎(むらかみ けんたろう) 函館校 地域協働専攻/准教授
推薦のことば
著者の横山秀司さんは地理学者でドイツが起源の景観生態学(Landscape Ecology)の考え方をいち早く日本に紹介した研究者です。
この本には、景観生態学の考え方が丁寧に書かれています。
この本を初めて手に取ってくれた人には、「なんだ、ただの教科書じゃないか」と言われそうです。
しかし、個人的な事情ですが、大学の時にこの本に出会わなかったら、また「景観生態学」という言葉を知る機会がなかったら
研究者をやっていなかったかもしれないと思っています。
学生の皆さんの中には大学入学までの道のりで、いろんな学問を「やらされてきた」と思っている人が多いかもしれません。
しかし、大学に入ってからは自分でやりたい学問を選ぶことができます。
自分が取り組んで、「楽しい」と思える学問に出会ってほしいと思います。
自分が好きな学問って何だろう?
それをどうやったら知ることができるだろう?
図書館の本というのも一つのツールではないでしょうか。
図書情報
『景観生態学』
横山 秀司(著)
出版社:古今書院/出版年:1995年/ISBN:9784772216487
※推薦者の所属・身分は2019年3月時点のものです。
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