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和算から現代数学への道

『高木貞治とその時代 ―西欧近代の数学と日本』 高瀬 正仁(著)

高木貞治とその時代 ―西欧近代の数学と日本

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推薦者

後藤 俊一(ごとう しゅんいち) 札幌校 理数教育専攻/准教授

推薦のことば

現代日本の算数・数学教育はどのようにスタートしたのか。
江戸時代に各地で活躍していたという和算家たちは、西洋数学が採用されてしまった学校教育の中でどんな役割を果たし、消えて行ったのか。

高木貞治は世界に通用する研究をなした最初の日本人数学者でしたが、
私は、彼がどこからともなく突然現れたように思えて、歴史年表の中に位置付けられないもやもやした印象を持っていました。

本書では、著者の長年のフィールドワークによって明らかになってきた和算から現代数学への繋がりが詳しく述べられています。

もやもやした気持ちも少し解消されました。

図書情報

『高木貞治とその時代 ―西欧近代の数学と日本』
高瀬 正仁(著)
出版社:東京大学出版会/出版年:2014年/ISBN:9784130613101

※推薦者の所属・身分は2019年3月時点のものです。

記事の種類

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