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暗記じゃない生物学がそこにある ―謎解きの生物学

『虫はなぜガラス窓を歩けるのか?』 石井 象二郎(文) つだ かつみ(絵)

虫はなぜガラス窓を歩けるのか?

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推薦者

木村 賢一(きむら けんいち) 札幌校 理数教育専攻/教授

推薦のことば

サイエンスは、謎解きである。
生きものには、不思議(ミステリー)がいっぱい。
その謎を解き明かしていくのが生物学。
決して暗記科目ではないのです。

生きものの何が不思議なのか、またその謎をどのように解き明かしていくのか。
生物学者たちは、失敗を繰り返しながらも、考えをめぐらし、実験・観察を工夫し、謎に迫っていく。
本書は、身近な生きものであるテントウムシがガラス窓を平気で歩く姿をみて、
ふと感じた「虫はなぜガラス窓を歩けるのか?」といった疑問について、ひとつひとつ実験を通して解き明かしていった探求の過程を綴った児童書です。
児童書といって、侮ることなかれ(著者の石井象二郎先生は、もともと京大の昆虫の研究者)。
そこには、本当の生物学があります。

みなさんも一緒になって、その謎解きの過程を味わってみませんか。

図書情報

『虫はなぜガラス窓を歩けるのか?』
石井 象二郎(文) つだ かつみ(絵)
出版社:偕成社/出版年:1993年/ISBN:9784036345304

※推薦者の所属・身分は2019年3月時点のものです。

記事の種類

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